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株式会社AXES21
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1. 不動産投資での物件選定ポイント
( 物件選定で見落としがちのポイント )
資産運用リスク対策1
不動産投資物件の選定する際(契約前)、見落としがちな部分についてお話させて頂きます。
不動産選びは立地と言われます。立地に相応しい建物が当然立っています。選定だけでは賃貸経営の安定度は保てません。その立地でどの様な建物を選定するか、その地域での建物選定基準を持っていないと、経営の方向性は大きく変わります。
不動産投資物件の売り出される理由は様々ですが、物件力(街並・環境・居住性能)が低下した要因を分析しない事には、売出価格・希望利回りなどで安易な選択は慎むべきです。
最終的な経営責任を取るのは、何方かはお分かりの事と思いますので、4つのポイントの第一回目は物件選定で、意外と仲介業者任せで見落としている部分など、4項目の内、2つ程をお話しさせて頂きます。
不動産投資の成否を決めるのは、価値基準と判断基準並びに投資解析・マネージメント能力です。リスクは自己責任の世界ですので、4つの能力は鍛えておく必要があります。
どの層(年齢・職業・家族構成・年収)をターゲットにしている物件なのか ?
物件選定時、入居者の属性・契約期間は必ず確認されることと思います。ある程度、話が進むと賃貸借契約書を確認することが出来ます。この時に職業欄に会社名・勤続年数・年収・家族構成・入居理由など、必ず確認することが大切です。
入居者の属性別構成比を確認することで、その建物・地域にはどの様な属性の人が選択してくるのかが分かります。管理会社が入っているので大丈夫と思いがちな部分ですが、退室して次の入居迄に要する期間を確認しないと、予定していた収益を確保することは難しくなります。まずは、必ず属性別の構成比を確認することが、経営にとって大切な事とおぼえて頂ければと思います。
その地域に住む理由があるから、選択して居住しています。この居住する理由がポイントになります。通勤に便利であるとか、駅周辺の店舗が長時間営業しているので便利とか、コンビニが近くにあるとかではありません。
当然に選択時に必要な一次的要素であり、実際の行動の引き金になった要因を分析する必要があります。この要因の何か、一つでも欠けると、入居者退室になる可能性があるのか、ないのか迄を掘り下げて検証することが、転ばぬ先の杖の一つです。
時代背景を考慮することで、経営に必要な建物構造体が見えてくる。時代背景(ニーズ)を読むことが鍵。
不動産購入で投資分析は必ず必要になってきます。上記の分析は、投資地域の借家需要層の動向が、投資目的を達成する事が出来るかを知る検証プロセスの一つです。
あまり利用されていない(知られていない)AM業務の投資解析資料ですが、これからの需要層対策には、必要な解析資料の一つとなってきます。一般的な投資分析の数値は、未来経営を保証している訳ではありません。色々な分析数値(EGI・NOI・Opex)は過去のデータを元に検証しています。未来にかけて同じような動向は考えられません。過去のデータは参考になりますが、未来を予測するのは入居者・テナント属性です。
入居者(需要層)囲い込み戦略を、どの様にして構築していくか、資産特性に合わせた戦略の説明を、管理会社などに確認することも大切な部分です。(どの様な考え・行動指針をもって物件管理を担当するか)
※建物はイメージです。具体的な事例・理由(入居者に喜んで移って頂く)等は、改めてセミナー等で詳しく解説します。建物・立地毎に入居者属性が違い、様々要因を含む立場が変わってきます。これを知っているのと知らないとでは、経営の安定化に大きな差が出ます。不動産投資は、換金性の高い建物を選定し、資産価値維持が出来る、収益力を持った安全性の高い物件を、選定することに尽きます。
『2. 建物性能 』入居者の退室理由を確認
物件を購入するときに、入居者の事を考えて選択していますか。経営にとって一番大切なお客様(入居者)が、喜んで入居してくれる商品構成(建物性能)になっているかです。
意外と立地選定・物件価格・投資利回り・銀行融資額・キャッシュフロー等が中心になりがちで(不動産屋に焚付けられる)、入居者の事は管理会社が対応すると言われ、大丈夫だろう基準になっているのではないかと思います。
しかし、半年・1年経っても思いの外、稼働率が向上しなない状態になって、改めて、もっと調査して購入すればよかった等にならない為にも、物件選びでターゲット層が求めている賃貸住宅性能を満たしているかを検証して頂きたいと思います。
入居者が退室する理由の多くが、入居後の居住の悪さです。ターゲットにしている年齢層の違いによって、入居者自身の選択ミスに対するアクション(退室行動)が変わってきます。
人それぞれ、自分の価値基準をもって生活を行っています。この価値基準から、大きく逸脱してしまう事態が発生すると、我慢の限界が年齢・属性・性別・業種(ストレス頻度)で変わってきます。
1.2階の人が夜中変な音立てている。(新しい人が入ってくると環境が変わった)
2.上下左右の音に我慢できない。(生活時間帯が違う人が多くなってきた)
3.職場で気を使っている為、自宅で休息したいが落ち着ける環境でない
退室する理由は他にもありますが、建物性能で退室する多くの理由は、物件選定時に、発生する問題が予想・見抜けなかったことです。
ネットで物件選定時の情報が少ないため、よく分からないまま条件・立地などで検索しています。更に建物性能(居住性能)とか、不動産業者に確認しても、適切な回答を頂いていないケースが多く、入居後の問題発生時、自分の判断で決めてしまった後悔が、腹立たしさとなって是正行動に移行します。外観・内装だけでは、現在の入居者が、賃貸に求める要求を満たすことは、難しくなっていることに経営者は気付く必要が出てきています。
これも安定していない社会・就業・将来設計がもたらす影響かも知れません。安定経営を行うことが目的の場合、この様な環境下のお客様を相手にしていることを理解して、物件選定基準を持って頂きたいと思います。
購入してからでは、是正するには大きな代償を払う必要が出てきます。建物性能は、日本人入居者には必要な要素です。今後、日本人以外の外国人入居者も、増加していくのが時代の流れと思いますが、現在の需要層を確保しながら、時代変化に対応していくことが肝要であると考えます。
不動産投資物件の選択基準は、物件価格・立地・建物構成と構造体・稼働率・築年数です。この選択の中で、重要な部分は建物の性能(商品魅力)を示す構造体と建築時期、出来れば施工者迄確認して下さい。建築確認申請図面が有る無しを確認するのは、建物構造体で運用期間中に必要な改修工事が発生する場合、図面が有ると無いとでは費用面で大きく変わってきます。
構造体の選定も融資期間の関係から、選択するケースが多いと思いますが、お客様が喜んで入居して頂ける建物を選択が、商売の鉄則ですので、物件紹介先に、物件の建物性能・地域の入居者ニーズ・入居者属性の構成を確認して下さい。説明に納得出来ない物件は、選択基準から外した方が、後々の事を考えるとベストな決断になると思います。
それぞれ資産が持つ個性(コンセプト)とニーズが求める要望事項をマッチングさせることと、長期契約につながる付加価値サービスの提供によって、資産価値向上を図ると同時に、安定経営継続の業務サポートを行います。
不動産経営の新しい形、所有と経営の分離をご提案させて頂きます。経営者代理人として、資産形成の事業計画を遂行致します。時代変化・問題発生など、各協力業者との連携を図り、事業計画書の目標数値の順守を行います。
不動産投資物件の開発・資産組換えによる仲介業務は、ご希望に沿った内容と経営計画に沿ったご提案を比較検討し、最も適切な選択基準・資産などをご提案させて頂きます。
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